mamma mia!

えー、世界で一番公開が遅い日本で、ようやく披露試写が行われましたよ。

基本的にステージ版と同じ構成なので、特に「おぉぉぉっ！」というのは無いので、観ている間とても楽しいのですが…

どうしてもピアーズ・ブロスナンが歌い始めると、ハラハラしてしまうのはやはりミスキャストだからでは？

ステラン・スカルスガルドとコリン・ファースが以外にちゃんと歌えているのに、「SOS」のシーンにいたっては、観ているこちらが「SOS」！とヒヤヒヤしっぱなしですよ。

メリルさんにいたっては、『エビータ』の雪辱とばかりに熱唱&熱演なのですが、映画になれてない監督の技量不足なのか、何をトチ狂ったのかいまどき恥ずかしいズームアップやら、以上に細かくて無駄なカットの積み重ねで構成されてしまった「ダンシング・クイーン」は、落ち着きがなく、せわしないミュージカルナンバーになってしまいました。

「ダンシング…」に限らず、どうもミュージカルシーンのカット割りが全体的にメチャクチャに見えるのですが、そのうちこれにも慣れるんでしょうか…

いや、楽しかったんですよ、ほんとに。それなのに何かモヤモヤしたものが残るのは何故だろう…

さよなら新宿プラザ…

年内でコマ劇場が閉館というニュースに驚いていたら…同じ敷地内の新宿プラザ劇場も年内で閉館が決まったという哀しい知らせに打ちひしがれております。

思い返せば、『スター・ウォーズ』も『未知との遭遇』も『レイダース』も…みたかったけど当時は観られなかった『カリギュラ』も、『ジュラシック・パーク』も『007/ゴールデンアイ』もみーんなここで観てたのです。

あのD-150方式の巨大スクリーンがなくなってしまうのかと思うと…(号泣

シネコンもいいけど、こういう巨大映画館が無くなってしまうのは、映画マニアには耐えがたいモノなのです。

なんだか母校が無くなってしまうような、そんなセンチメンタルな気分ですよ…

おそらく、新宿プラザで観た(殆ど覚えてないけど)『怪奇！魔境の裸族』(ええぇぇ！それってどうなんだよ)が、ワタクシの映画人生の出発点といっても過言ではないので…もしかするとグランドオデオンかもしれないけど(^ ^;

とりあえず、つまんねぇけど『インディ・ジョーンズ』は新宿プラザにも観に行くかな…全作あそこで観てるので…